12/31/2011

LAGWAGON - Angry Days


LAGWAGON - Angry Days

憤りに満ちていた青年時代
典型的なエリート人間だってそう
君はもう歳をとってしまったけど
君の頭の中には
昔の光景が今もまだ残っているんだね

典型的なパンク野郎
悲しみに満ちて
世の中のみんなを憎んでる
君のやってることはもう古臭い典型だし
君は、自分のその生き方のせいで
自分自身も憎んだままになってしまってる

だって世の中、アタマおかしい奴ばっかりだから
昔の君なら、1円でも多くの金のためにあくせく働く、
なんてことは絶対無かった
今の君は、好き放題やったツケを今になって払ってる
だってもう、"いつか"なんて日はとうに過ぎてしまったから
君の友だちはみんなキチンと身を固めだして
今はもう、みんなどこかへ行ったか、変わってしまった
君はまだ、日々あの憤りを持ったまま生きているかい?
君はまだ、日々あの憤りを持ったまま生きているかい?

でも、もし君が、自分の愛した人を失ってしまったら
もし、君の化けの皮が剥がされてしまったら
人生は君に、身の程を知らせてくれると思う?
そうすれば君は「目が覚めた」ってなるのかい?
あいつらは、自分の道、っていうのを見つけたけど、
それで君は人生という名の迷路の中をもがくように
いつか憎しみの壁を作ってしまった
もう手遅れだ、なんて言わないでよ

だって世の中、アタマおかしい奴ばっかりだから
みんなどーかしてるって、だから
昔の君なら、1円でも多くの金のためにあくせく働く、
なんてことは絶対無かった
今の君は、好き放題やったツケを今になって払ってる
だってもう、"いつか"なんて日はとうに過ぎてしまったから
君の友だちはみんなキチンと身を固めだして
今はもう、みんなどこかへ行ったか、変わってしまった
君はまだ、日々あの憤りを持ったまま生きているかい?
君はまだ、日々あの憤りを持ったまま生きているかい?
君はまだ、日々あの憤りを持ったまま生きているかい?

君は、こんな野暮でくっだらない憎しみから卒業できるかい?
こんな野暮でくだらない憎しみから

12/24/2011

OI POLLOI - D.I.Y.


OI POLLOI - D.I.Y.

オナンは処刑された
彼のタネが零れたから
  宗教上、不良行為とされているに過ぎない!
  宗教上、不良行為とされているに過ぎない!
わき起こる性的衝動を、自ら支配するんだ
  奴らの嘘を見破れ!
  奴らの嘘を見破れ!

当たり前で自然の衝動が、抑圧され否定される
でも誰にそんな権利がある?
誰がそんな事決めることができる?

こんな気分になる時もある ―言葉にできないけど
  "お一人様"!
  "お一人様"!
君だってこんな気分になる時もあるだろう ―言葉にできないけど
  "お一人様"!
  "お一人様"!

当たり前で自然の衝動が、抑圧され否定される
でも誰にそんな権利がある?
誰がそんな事決めることができる?

自分に、自分で、自分が
  D.I.Y.
  D.I.Y.

グッと握れ
なにも恥ずべきことなんてない
  場所を用意するんだ!
  誰にも邪魔されない場所を!
後はもう気の向くまま
顔にヨロコビが浮かぶだろう?
  そしてすばらしき世界へ!
  そこはもう誰にも邪魔されない世界!

当たり前で自然の衝動が、抑圧され否定される
でも誰にそんな権利がある?
誰がそんな事決めることができるんだよ!

自分に、自分で、自分が
  D.I.Y.
  D.I.Y.

自分に、自分で、自分が
  D.I.Y.
  D.I.Y.

12/17/2011

NOFX- One Million Coasters


NOFX- One Million Coasters

いくつものコースターやフリスビー
深い海の底に沈んだたくさんのルアー
幼い子どもが遊ぶモビール、今の時代ならケータイかも
こういうのは、クリスマスツリーの飾りにピッタリだね

家族みんなを連れておいでよ
駐車場はタダだから
きっとウチのコレクションを気に入ると思うよ
8トラックのテープとか、空のフロッピーとか、
車で使う移動電話とか、アタリ2600の本体とかね

ガードレールの反射板とか
手につけるプロテクターもあるから、つけてみなよ
ハロウィンのときに配る物もあるし
一万足の靴が入るくらいのでっかい倉庫もあって
そこはカセットテープとか、
パーシモンのゴルフクラブに、
インクジェットのプリンターとか、
電話ボックスもあるし、
ソニーのウォークマンとか、
コダックの110フィルムのカメラもある
アナログテレビも、ベータのビデオもある

それに、一千万枚のCDが収められてるんだ

12/10/2011

FRENZAL RHOMB - Racist


FRENZAL RHOMB - Racist

自分の考えは最高の付き合いから作られる、なんて言われるけど
その現実を目のあたりにするのは、疲れるんだよね
結局そんなもの、どうしようもないことの積み重ねだから

自分が当たり前のようにすること、
それが自分の顔に跳ね返ってくる、って
目のあたりにすることですり減ってくんだよね
ときどき、もう手遅れかも、って気がするんだ

国全体で議論をしないといけないような状況のとき、
そんなときに教育をするとして、
それでその問題があまりにあっさりして単純に見えるなら、
君は、はいはい、いいじゃないか、なんて言うけど
よくなんかないし
よくなんかない

無視することはそれを見逃すことになってしまう
もしそれについて何らかの考えを持っていて、意見があるなら
黙ってないで次の"統一国家"会議で言ったほうがいいんじゃないか?

それに、肌の色に関する面白くもない無知なジョークを飛ばすバカと
君が付き合ってる、って知るたびに
君なら、そんなこと昔の話だ、って言うはずだし、
今を生きてるんだから、君なら、それはよくないよ、って言えるはずだし
なんとなくでも付き合わないで欲しいし
君が、そうじゃない、って言うには、まだ手遅れじゃないと思うんだ
あいつらが、いいじゃないか、なんて言うときでも、
だって、よくなんかないし
よくなんかない

だって
ぼくの大事な友だちの中には、人種で差別をするのがいるんだ
ぼくの大事な友だちの中には、人種で差別をするのがいるんだ
ぼくは違う、でも…


自分が当たり前のようにすること、
それが自分の顔に跳ね返ってくる、って
目のあたりにすることに疲れるんだ
なんてクソ無駄なことなんだろう

お願いだから、魂の囁きとかいう古臭い冗談を聞かせるのはやめてよ
君は夢を見てるのかもしれないけど
だってぼくの魂はその反動的でクズみたいな考えを止めさせたくて
叫んでいるのだから

今を生きてるんだから、君なら、それはよくないよ、って言えるはずだし
なんとなくでも付き合わないで欲しいし
君が、そうじゃない、って言うには、まだ手遅れじゃないと思うんだ
あいつらが、いいじゃないか、なんて言うときでも、
だって、よくなんかないし
よくなんかない

だって
ぼくの大事な友だちの中には、人種で差別をするのがいるんだ
ぼくの大事な友だちの中には、人種で差別をするのがいるんだ
ぼくの大事な友だちの中には、人種で差別をするのがいるんだ
ぼくの大事な友だちの中には、人種で差別をするのがいるんだ
ぼくの大事な友だちは人種差別主義者のクズ野郎なんだ

12/03/2011

NOFX - Perfect Government


NOFX - Perfect Government

たとえ自由でいることが簡単なことだとしても
君にとって自由の定義って、一体何?
っていうか、一体お前は誰?
あいつらは一体誰?
一体僕に何か言う権利ある?
で、マジで一体何が起こってるの?

どうやったらその猫がそんなブクブクになるの?
どうしてそいつの家族はみんな死んじゃったの?
気にしたこと、あるの?
ゲットーには何かよくなってる様子なんて
これまでまったく無かったよ

人びとはもううんざりしてる
でも彼らが起きると、
君はその汚い指を立てる
あーわかった、この人種差別野郎、偏見もちすぎ
でもそんなことは問題にされない
今そうなの?

そう、それはぜーんぶお金のハナシ
政治的な権力は持ってかれちゃった
富裕層を保護し、貧困層を拒絶するっていう
そう、彼らは、ホワイトハウスの中から
戦争を観ることが大好きなの
だから僕は、"WHY?"と思うわけ

どうしてあいつらあんなにスヤスヤ眠れるの?
どうしてあいつらあんなにスヤスヤ眠れるの?

どうやったらその猫がそんなブクブクになるの?
どうやったらその猫がそんなブクブクになるの?
どうやったらその猫がそんなブクブクになるの?
どうやったらその猫がそんなブクブクになるの?



11/26/2011

LAGWAGON - Sleep


LAGWAGON - Sleep

やあ、どうも、俺です、
またまた退屈してるけど、気さえ狂ってなければすべて良し、
まるまる一週間飲みっぱなし、
つーわけでどれもうまくいってるよ
新しい友だちもできたし、氷を割って、それからパンとチーズを食べて、
体重も増えて、あったかくしてれば万事OK!

受話器越しに、君へメンドくささをお届けしてるのは、この俺です、
1万マイルも遠くから、君の世界をブルーに染めあげて
俺は一人ぼっちで沈んでく、真新しい水をかき分けて汚しながら
ああ、俺が帰るための目印はどこにいったんだろ?

車は汚い靴下みたいなニオイで充満して
みんな気分が悪くなった
こんなことなら君のことで悩みたい、
っていうかもう全部忘れて寝たい

受話器越しに、君へメンドくささをお届けしてるのは、この俺です、
1万マイルも遠くから、君の世界をブルーに染めあげて
俺は一人ぼっちで沈んでく、真新しい水をかき分けて汚しながら、
帰るための目印を探してる


家に着く時には、バンドは初のヒットをかましてて
君と俺は、手順通りに指輪をいくつも買って、郊外に家も買って
ベーコンビッツを手土産にして、両親に孫を見せて
夜には君を朝ごはんを食べに連れて行って、それから寝るんだ!

11/19/2011

NOFX - Franco Un-American


NOFX - Franco Un-American

宇宙のこととか考えたこともない
自分がちっぽけに見えてくるもの
それにこの惑星のことなんて一度も考えたことがない
地球温暖化とか放射能に汚染された地域とか
帝国主義の問題点とか動物の権利とか
あー めんどくせぇぇ!

こんなにいい暮らしをしてるのに
問題がどうのなんて無駄でしょ
いつも「かもしれない」とか「はずだった」でいいものを
「そうだ」って言うなんて無駄でしょ
海の毒物汚染なんて、そんなものクジラが心配することだし、
そうならそうとさせとけばいいし、
カリフォルニアから一足出れば、
そこはもう外国、関係ないところでしょ?

変化なんてしなくていいし、
どうだっていいし、
君の悩みがぼくの楽しみのネタなんだし

もうどうにもならない、独裁者で非国民、フランコ・アンナメリカン
どうにもならない、独裁者で周りが全然見えてない、フランコ・アンナメリカン
八方塞がり、独りよがりで自分しか見えてない、フランコ・アンナメリカン
行くあてもない、独りよがりで国の成員意識もない、フランコ・アンナメリカン

いろいろ"熟慮する"なんてこともなかったし
後から考え直して後悔したこともなかった
それからハワード・ジンの本を読んで
今はいっつも憂鬱になってる
それに今はこれまでの無関心だったときのことで眠れない
それもこれも全部、ノーム・チョムスキーをちょっと読んだからなんだ

ファースト・フード式のこの国のせいで、ベジタリアンになったし
グローバリゼーションのせいで、不快な気分になる靴を履いてるし
マイケル・ムーアがアメリカのヒドい事実を晒しあげてるのを見てるし
パブリック・エネミーとリーガン・ユースを聴いてるんだ

やる気満々の軍隊のせいで、世界の平和がいつまでたっても見えないし
蹄を取った馬からできてるから、ブレスミントは食べないし(※)
今はもう信じられない 絶対に完全に間違っちゃってるじゃん
それに僕らがネーダーに投票したことを、大統領はバカにして笑ってるし

もうどうにもならない、独裁者の非国民、フランコ・アンナメリカン
どうにもならない、独裁者で周りが全然見えてない、フランコ・アンナメリカン
八方塞がり、独りよがりで自分しか見えてない、フランコ・アンナメリカン
どこに向かっていけばいい、独りよがりで国の成員意識もない、フランコ・アンナメリカン

北へ行ってカナダ人になりたい
それかだいぶ下の方へ行ってイカすオージー
もうなりたくないのはワガママで無関心なジジイ
僕らに一体、なにができる?
独裁者、独りよがりで国の成員意識もない、フランコ・アンナメリカン

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※ミントタブレット製品のうち、
多くゼラチン質を含むものは、
馬から取ったゼラチンを使っているようです。

11/12/2011

NOFX - We Got 2 Jealous Agains


NOFX - We Got 2 Jealous Agains

君の部屋からSEX PISTOLSの
"HOLIDAYS IN THE SUN"が流れてるのを聴いたとき
そのときぼくは、もしや君も、って思ったんだ

でも君のYOUTH OF TODAYの入ったミックステープがかかってたとき、
ぼくの心はやっぱり違うかも、って揺れたんだ
なんでUNDERDOGとガンズのEPが一緒に入ってるんだ?
それになんでハノイ・ロックスもあるんだ?
ぼくがSUBHUMANSのゲートフォールドジャケのLPを聴いてる横で、
ポール・スタンレーのソロもかけないで欲しいし
ふざけてるわけじゃなくて、
ホントにこの組み合わせはイケてないと思うんだよね

でもやっぱり、CHRIST ON PARADEを見つけて、
それにコレ、"THIS IS BOSTON, NOT LA"のコンピじゃん!
そのときぼくは、やっぱり君は、って思ったんだ

それでヴァンダルスの1st EPも見つけたとき、
ぼくはこれはもう運命なんじゃないか、って思ったんだ
SNFUも見つけて、これカッコいいよね、オレも持ってるよ、なんて
たぶん君もSocial Unrestを持ってただろうし、
たぶん君もD.I.の"She's a Pervert Nurse"を歌ったことがありそうだし、
それにぼくらどっちもBAD RELIGIONの1st LP、
"How Could Hell Be Any Worse"をファーストプレスで持ってたし
だからぼくは、これは運命だ、ってわかったんだ

そういうわけで今ウチにはMISFITSの"Earth A.D."は2枚あるし、
KILLING JOKEの1stも2枚あるし、
ADOLESCENTSのLPも2枚あるし、
RUDIMENTRY PENIも同じのが2枚あるし、
7 SECONDSの"The Crew"も2枚あるし、
BYOの"Someone Got Their Head Kicked In"のコンピも2枚あるし、
ザ・デクライン(THE DECLINE OF WESTERN CIVILIZATION)のビデオも2本あるし、
BLACK FLAGの"ダメージド"も2枚あるし、
ということは"Jealous Again"も2枚あるんだ

こんなこともあった
ダムドの"マシンガン・エチケット"を見つけたりとか
こんなこともあったよね
"P.E.A.C.E. /WAR"のコンピレーションがあったりとか

そういうわけで今ウチにARTICLES OF FAITHは同じのが2枚あって、
CIRCLE JERKSの"Group Sex"は31分分あるし(※アルバム一枚で15分強しかないため)、
なぜかアヴェンジャーズは数枚あって、
MINOR THREATの"Out Of Step"は君とペアで持ってる
GERMSの"What We Do Is Secret"も2枚あって、
T.S.O.L.も同じのが2枚あるし、
DEVOの"Freedom Of Choice"も2枚ある
ということはMISFITSの"3 Hits From Hell"もちゃんと3枚、じゃなかった、2枚あるんだ

そう、もう君しかいない、ってわかったんだ

11/05/2011

FRENZAL RHOMB - Never Had So Much Fun


FRENZAL RHOMB - Never Had So Much Fun

昼前にタバコを一箱吸いきって
咳をすれば肺が飛び出すし
目は痛くてなにも見えないし
楽しかったことなんてなにも思い出せない

楽しかったことなんて一度もない

シドニーで水は飲めないし
日本の食べ物はヒドいし
ロサンゼルスの空気はマズい
でも、多くの人はそうとは思ってない

こういうバカは憎しみしか頭にない
損なことばかり計算して何になるっていうの?
皆殺しなんてできることじゃないし
一回休んだほうがいいんじゃない

失敗したことはとにかく埋め合わせようとしたし
よくなるようにがんばった
とにかくうまくいくことが一番だったのに
最後はなぜかケンカになっちゃうんだ

10/31/2011

A.F.I. - Fall Children


A.F.I. - Fall Children

その叫び声が静寂を打ち破るとき
この日を、我々は祝うのだ
じつと待つ日々も ここまでだ

寂れた街に もうもうと煙が上る
真っ赤な空へと向かっていく
ランタンの光で浮かび上がるその顔
今夜、私の運命はその手のなかに

今日、素晴らしき神聖なこの日よ
この場所から永遠へと 私はその意志のままに
この夜が始まるのだ

枯れた小枝が風の囁きで宙を舞う
秋の季節の
堕ちた子どもたちが黄昏の街を埋め尽くす
ついに
今宵すべて始まるのだ

今日、素晴らしき神聖なこの日よ
この場所から永遠へと 私はその意志のままに
この夜が始まるのだ

(もがけ、もがけ、もがくのだ)
(もがけ、もがくのだ)
(秋の、堕ちた子どもたちよ!)

今日、素晴らしき神聖なこの日よ
この場所から永遠へと 私はその意思のままに
この夜が、再び始まるのだ

10/29/2011

MISFITS - Halloween


MISFITS - Halloween

かがり火が眩しく燃え上がり
闇夜に浮かぶカボチャの頭
ああ、ハロウィンがやってきた

猫の屍体が枝に吊り下げられる
ゾンビたちが這い出してくる
ああ、ハロウィンがやってきた

紅葉の目眩
骸のような命の場所
ああ、ハロウィンがやってきた

この日、何が起こっても不思議じゃない
燃え上がるカラダが枝に吊り下げられる
ああ、ハロウィンがやってきた

ハロウィン、
ハロウィン、
ハロウィン、
ハロウィン

真っ赤なリンゴ飴とカミソリの刃
ゾンビの群れがもうすぐ墓場からやって来る
ああ、ハロウィンがやってきた

この日、何が起こっても不思議じゃない
燃え上がるカラダが枝に吊り下げられる
ああ、ハロウィンがやってきた

ハロウィン、
ハロウィン、
ハロウィン、
ハロウィン
ハロウィン、
ハロウィン、
ハロウィン、
ハロウィン


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10/22/2011

THE SPECIALS - Little Bitch


THE SPECIALS - Little Bitch

せ~の!

ワンツー!

そのイヤ~な音が夜中に聴こえてきたりしたら
君のカラダは汗でジットリしてきて、
恐怖でガタガタブルブル、
それでママと一緒にベッドに行くってわけ
ママは君のそんな意気地ナシなところが大嫌いなんだけど
でも君がママをとっても好きなことも知ってるから
だから一晩中、陽が昇るまで君を抱きしめてくれるわけ
でも、そんなママが帰ってこないとき、
君は一人っきりで眠らないといけないし、
だからベッドもグッショリ濡らしちゃうわけ
そんなこと、19の女のコには悲しすぎるよね、
いや、っていうか、それ、逆にヤラしくな~い?


ワンツー!

そこ、君のガールフレンドといえばまだまだカワイイ17歳、
レイヤーカットでフレアのジーンズ、
ってくれば、それがどういうことかわかるでしょ?
カノジョはちっちゃい女王様なわけよ
君と一緒にロンドンのアパートをシェアなんかして
ロンドンがどんなところか知ってるつもりなんだけど
実際ロンドンなんて全然なわけ
雨なんか降ってきたら、君はハットをかぶって
赤紫のビニールのジャケットは濡れて完ペキにレインコートみたいだし
茶色い髪を後ろできゅっとしばったりなんかして
晴れたら、君、それ、世界で一番ヒドい生き物、って感じだぞ!


せ~の、
それ~!


で、君はもう死んだほうがマシだなんて言い出して
俺もああそうだね、って言うから、
だからもう死んでやる、ってなるわけ
でもそれは単なる死ぬ死ぬ詐欺だから
なんでかっていうと、ただそういうアピールでそうしたいからで
もし目の前で血をドバドバ流しても普段よりもっとひどい感じになると思うし
なんていうか、やりたいこと全部しょーもないわけ
金持ちになりたい、とかもうね
すると君の上向きのピンクの鼻先がピクピク痙攣しだしたりして
な、もういいでしょ、ね、どーせ君はまだまだハンパなビッチ、ってことだよ!

ワンツー!

10/15/2011

LAGWAGON - Leave The Light On


LAGWAGON - Leave The Light On

だからお願い、君がいなくなってしまった後も
灯りはつけたままにしておいてほしい
壁の絵も、傷んだ額に入れたまま、そのまま動かさないで
ベッドのシーツも洗わないで、
そうすれば、きっとまだ君のニオイがするはずだから
そして、そのシーツで深く包んでほしいんだ

だからお願い、ぼくの記憶もそのままにして
記憶なんて、すぐにねじ曲げてしまうから
断絶、強迫観念、
迷信、痛み、
どれも全部まとめて、
もう一度、君と一緒に土の中に埋めてしまいたい


    "君は死を怖れ、
    必死に生にすがりつこうとする
    すると、そのとき君は、
    君の命を奪おうとする悪魔を目にするだろう
    しかし、もし君が平静を取り戻すならば
    悪魔はすぐ、君を地上から解放する天使となるだろう
    それはただ、
    君がそれをどう見るか、そんなことにすぎない
    それだけのことだ"

    "地獄の業火で燃えているのは、ただ、
    君の人生、君の記憶、君の愛着、
    それらを捨て去ることができないでいる君自身の心だ
    それらはいずれ、すべて燃やされなくなってしまう
    でも、それは君への罰じゃない、
    彼らは君の魂を自由にするためにそうしている、
    そう言われているんだ"



もし願いが叶って、戻ってこれるのなら
(きちんと謝って)
彼らが言えなかったことを、
君に言わせるために生きていくのに
(やり直すのに)
みんな、どうしても君に戻ってきてほしいのに、でも…
君にお別れの挨拶ができるなら
なんだってするのに


    "ねえ、スティーブ、さっきのところ、ちょっと音が低かったと思うんだ
    バリー、スティーブにちょっとラの音を出してみて
    スティーブ、わかった?"

    "なんだようるせえな!"

    "…どうしたの?"

    "意見されるとムキになっちゃうんだ"

    "へえ、なにそれ!バンドなんてヤメヤメ!"



----------------------------------------
間奏部のモノローグは、
"Jacob's Ladder" (1990)から引用されています。
それぞれ訳前半が右チャンネル、訳後半が左チャンネルのものになります。

曲終了後の会話部は、
"Welcome to the Dollhouse" (1995)から引用されています。

10/08/2011

NOFX - Clams Have Feelings Too (Actually They Don't)


NOFX - Clams Have Feelings Too (Actually They Don't)

鳥はしゃべれない だって鳥は脳みそが小さいから
でも、しゃべれないのは、子どもも老人も同じ
ただ、鳥の中にはしゃべるのもいるし
しゃべらなくても、普通さえずって歌う
で、君は、しゃべる鳥を食べようとはしないよね

豚は臭い 糞にまみれてるからね
でも、それは子どもも年老いた人間も同じ
なのに、君は老人の足を切り落とそうとはしないよね
それ、瓶の中に入れて、酢漬けにしてみたらどうだい?

それなら貝のスープも食べないでよ
ハマグリのキモチも考えてよ
実際のところ大脳みたいなのとかはないし、
マンハッタン風、みたいな洒落た名前のついた
トマトスープのチャウダーがあったりするけど、
ハマグリにも笑う権利はあるんじゃないかな
あ、そういえば、顔がなかったな

顔もないし、耳にあたる部分もない
貝殻はパチパチ合わせられるのに、
まばたきのできる目もない
キラキラと小粒の涙を流すこともない
音も感じられないから、絶対退屈だと思う
安楽死させたほうがマシかもしれない


  だからぼくは、
  無防備な二枚貝は食う、
  そんなのワガママな二枚舌なんかじゃないと思う!(*)


それなら貝のスープも食べないでよ
ハマグリのキモチも考えてよ
君だっていずれそうなるかもしれないもの
ハマグリのキモチを考えてよ
  まー実際、ハマグリがなにか感じてるとは思わないけど
ハマグリのキモチを考えてよ

----------------------------------------
(*)歌詞カードは、

二枚舌なんて、この世からなくなってほしいけど
でも、二枚貝を食うのはワガママでも何でもない、まったく問題ないと思う!

となっています。
今回は実際の歌唱に合わせて訳しています。

10/01/2011

LAGWAGON - Messengers


LAGWAGON - Messengers

遅く、夜遅くまで
寝付かないまま
うだうだして
このゴチャゴチャを片付けながら
正直になろうとして

もう無視できないところまできてるのはわかってる
いつも、その話を切り出したのがもう最後
壊されてきたいくつもの信頼の絆
僕のはまだ終わってない
でも、これだけはハッキリしてる
不可侵なものなんてない

みんなが話をしているとき
その瞬間、誰も耳なんて傾けてない
僕らがトモダチなんてものに秘密を打ち明けるとき
彼らはただのメッセンジャー、
中身も知らないまま、ただそれをどこかへ運んでゆくだけ
でも、これだけはハッキリしてる
君は大事なコトを、この青い空に向かって放り投げる
すると空は曇りだして
それは毎日降り注ぐようになる

でも、もう一つだけ、まだ自由も残ってるから
僕は君に真実を打ち明ける

遅く、夜遅くまで
寝付かないまま
うだうだする
この頭の中の
ゴチャゴチャを片付けながら

9/24/2011

NOFX - Lower


NOFX - Lower

ゴールテープを切る気もないし
甘い勝利を味わうつもりもない
他人に水をあけたいなんてこともないし
記念の盾なんて欲しくない

一番にも二番にもならない
君たちのくだらない競争に付き合うつもりもない
いつも君たちより遅くていい
君たちの競争に参加するつもりはないし、
そんな世界にいるよりも、
トーテムポールで言ったら一番下、
僕はずっとそこにいたい

動物的本能を感じないし
食物連鎖の頂点にいるわけでもない
自分のする猛烈な戦いといえば
ダルい頭をなんとかしようとする脳内バトルくらい

ベストを尽くせ、出世街道を進め、
より良く、より高く、より早く
これらの類いは断固拒否する
もしそういうときにはゆっくり行く
きっと6段目か7段目で止まりながら、
知ってる人たちを置き去りにしないし連れて行く

登り切ったところで
眺めなんて良いものじゃない
足元を見たほうがいい
助けを求めてもだれもいない時
それこそが転落なのだから

9/19/2011

NOFX - Cheese / Where's My Slice?


NOFX - Cheese / Where's My Slice?

だいぶ時間がかかったけど
ついにバブルが弾ける時だ
この世界はもう十分ひどいことだらけなのに
これ以上ひどくしなくちゃいけないのはなんでなの?
毎日毎日、ひどくしてるばっかりじゃん

もう君の不平不満にはこりごり、頭がおかしくなりそう
ほかのみんなの生活がどんどん良くなってくのに、
ずっと虐げられてきた、って
補償して欲しい、ってそんなに貧しいのも当然だよね
君の手元には責任以外の何物も残らないのに
他の人たちは責任以外のいろんなものをもらってること、
それがなんでか理解できないって

で、僕の分はどれよ?
平等権っていうけどさ、僕はみんなと同じよりももっと欲しいわけ
なんでも欲しいんだよ、タダで!

君は他人が稼いでるもののせいで時間を無駄にしてる
テーブルをひっくり返すための革命を求めてるわけで
もっといい国家をにするためのデモをするっていう
そうして僕らが直面するあらゆる問題に抵抗するために一日を過ごすのさ
直面するあらゆる問題、っていっても、現実は直視しないんだけどな

で、僕の分はどれよ?
平等権っていうけどさ、僕はみんなと同じよりももっと欲しいわけ
なんでも欲しいんだよ、タダで!

君の輝かしい理論
どうやってこの世界が君たちの生活に責任を負うとか
そうやって他人から搾取するわけね
彼らがあげるべきもの
彼らはパイを持っていて、君は君の分が欲しい
でも、誰が人生は公正なものって教えたんだい?
君は君の手札でやっていかなくちゃいけない
さあ、ゲームの始まりだ

で、僕の分はどれよ?
平等権っていうけどさ、僕はみんなと同じよりももっと欲しいわけ
なんでも欲しいんだよ、タダで!

9/11/2011

MAD CADDIES - Leavin


MAD CADDIES - Leavin

たしか、最初に家を出たときの僕はまだまだ若くて
ホントその日17歳になろうか、ってときだった
荷物を全部まとめて、カバンを持って
母さんに別れのキスをして
そして、いつか戻ってくるよ、って伝えたんだ

それからタイヤが18個もあるデカい車の後ろに乗せてもらって
そのまま北へ向かった 行き先も聞かないままね
父さんが言ってた事が 頭の中でずっと、ハッキリと響いてた
「いいか、この世界はとんでもなく凄いぞ。ぶっ飛ばされるくらいに。」

僕はそこへ行きたい 怖くなんかない
僕らの時間は始まったばかりだし 
そう それに僕にとって この人生はあまりにも早すぎる
だから僕は、その中で少しでも楽しんでいきたいんだ

今 過ぎ去った日々を振り返って
僕は椅子に座ってこう思うんだ
もしあの時家を出ていなければどうなっていただろう?
同じように世界を見れていただろうか?
今日の僕が家に電話をしてるこの場所、
この場所に来るに至るまでのたくさんの思い出は、
いったいどうなっていただろう?って

だから、僕は自分の頭をひっぱたいてく
この世界がボロボロになったような気分のときでも
最後はきっと、 きっとなんとかなるだろう、大丈夫だから、だから

9/03/2011

WIZO - Raum Der Zeit


WIZO - Raum Der Zeit (Space Of Time)

俺はゲイ 俺はユダヤ人
しかもそのうえ共産主義者
俺は黒人の障がい者
それでも君たちと同じ人間だってことに変わりはない
俺はメチャクチャ頭がいいとか
酢漬けのキャベツぐらいのしょっぱい知能しかないとか
美しいとか醜いとか
デブだとか良い体してるとか
そんなことは結局無意味、無意味で
君が俺より優れてるってことのなんの根拠にもならない
だって君も同じように何か蔑まれるものを持ってるから
俺と同じように蔑まれる何かを
でもそれは、だからいけない、ってことじゃない
君にも俺にもあることだし、
そしてそれがどうにもならなくても、
それは誰のせいでもない

君は億千万の中のたった一人
そしてそれはいつか受け入れざるをえないこと
君はそう、世界中に散らばる億千万のケツの穴の、
その中のたった一つに過ぎない、ってことさ

君の価値も、君の言う"フツウ"も
モラルだって法律だって
使い捨てされるものだし、いつの間にか入れ替わってることもある
ただ中身のないシャボン玉みたいなもので
今日通用することでも、明日には無意味だったりするし
明後日にはまた元に戻ってたりする
ここで正しくて重要なことは
どこか別の場所では忌むべきものとして嫌われてる
君たちの言う神様たちも、宗派も、
信仰も、信者も、そして宗教も
今日は聖なるものだとしても
明日には冒涜になってることだってある
明後日にはバカにされてるかもしれない
権力や名声だってそう
みっともないことだって
よくよく調べてみれば、クソの価値すらない

君が宇宙の中心じゃない
君はただ、時空の狭間の、たった一つのケツの穴

ラ ミ レ ド レドラソ ラ ミ レ

君が宇宙の中心じゃない
君はただ、時空の狭間の、たった一つのケツの穴

----------------------------------------
対訳には、FAT WRECK盤UUAARRGH!収録の
WIZOによる英語訳詞を使用しています。

8/27/2011

NOFX - Falling In Love


NOFX - Falling In Love

酸素マスクが一気に降りて 煙が機体に充満する
気圧が下降する
力を抜いて 怖がらないで 僕はここにいる
このまま墜ちて行くだろう でも、僕らの愛はそうじゃない

きみと一緒なら 死ぬなんてどうってことない
この世にたった一つの愛 だから目を閉じて
最期の口づけ
きっとのこのまま死ぬだろう
でも僕らの愛はそうじゃない
僕らの愛はそうじゃない

8/20/2011

NOFX - Drugs Are Good


NOFX - Drugs Are Good

せーのでファックオフ!はみ出せ!ヒッピーは絶対信用するなよ!
そしてついでに言うと、誰も信用するなよ!
学校を辞めて、働くなよ、そしてパンクを体現するんだ
俺にできれば みんなもできるってもんさ

ドラッグはイイ
ほんとはしたいのにやったらいけない、って君が思ってることを
ドラッグはやらせてくれる
もし君がそれをキメたら あいつら君をカッコイイ、って思うぜ
もし君がそれをキメたら あいつら君をカッコイイ、って思うぜ

そしたらパンクバンドに入ろう!髪を剃って、タトゥーもいれちゃおう!
才能なんていらない、調子っぱずれでもその生き方を歌えば大丈夫!
自己破壊だ、モラルなんて捨てちゃえばいい、
他人をぶん殴るのにこまかい理由なんていらないよ

ドラッグは素晴らしい
最近じゃどっちかっつうと安く買えるし
もし君がそれをキメたら あいつら君をカッコイイ、って思うぜ
もし君がそれをキメたら あいつら君をカッコイイ、って思うぜ

8/13/2011

DROPDEAD - Paths Of Glory


DROPDEAD - Paths Of Glory

愛国者の栄光と 遺体の詰め込まれた袋
煌びやかなパレードをゆく 障がいを負った兵士たち
タマの小せえ指導者は 100万トンのミサイルと共に
花冠を載せたまま 笑顔でその手を振る

冷たい灰色の墓石
誤射は星条旗が揺れるのをじっと見る
喪に服す衰弱した母親たちは
墓場から重たい苦しみを引きずりだす

新しい勢力が軍事機構を養っている
いずれ子どもたちの骨で道が造られるだろう
このやり方を変えない限り
欲望の構造の中 この道を堕ちていくんだ

人びとの心に火をつけろ
抑圧の壁は今日こそ崩壊しなければならない
栄光のための反乱の道
立ち上がれ
そしてこの素晴らしい、新しい日を要求するんだ

8/06/2011

DIRT - Hiroshima


DIRT - Hiroshima

ヒロシマの人びとは今もなお恐怖と共に暮らしている
その「事象」が此処で起こるのも時間の問題にすぎない
今この瞬間も奴らは原子力発電所を建てている だから
奴らに事故は起きない、なんていう欺瞞を口にさせるんじゃない
奴らに事故なんて起こり得ない、なんていう欺瞞を口にさせるんじゃない
その内部は危険な気体を発生させる化学物質で満たされている
たった一度の漏洩と故障で
それは数多くの人びとのもとに襲いかかってしまうんだ

7/30/2011

PREYING HANDS - Preying Hands


PREYING HANDS - Preying Hands

彼らは憎悪を産み落とす
生得権を傘にして 血に飢える市民たち
造られた光のもと 彼らの闇は抑えつけられたまま
高潔な支配のもと 彼らの子どもたちは窒息死する
怒りに満ちた眼差し 誰もそれから逃れられない
素晴らしき目的のため 両手を合わせ犠牲になれと
彼らは無関係の場所へ干渉する
一つの言葉、一つの神のスローガンを掲げ
過去の遺産を輝かせ続けるために
殺しが身体化されてゆく
触れるべきではないとき
それはずっと遠くにあるのに
彼らは彼らの性に沿って歩みを進める
自分たちに恐怖を吸い込ませ続けながら
幼い子どもたちを暗殺者へと形成し刻みこむこと
それはあまりにも簡単で
反乱を阻止するクスリを彼らに処方し
従うまで肉体的苦痛を与える
そして子どもたちはいつしか緊張感を失い
憎しみの対象が見せつけられる
誰が何処に所属するなんて
一体誰が決める? 一体誰がそこで生きていける?
誰が何処に所属するなんて一体誰が決めて
そしてこの太陽のもと 一体誰が生きていける?
太陽が誰かの確実な死を晒さない日
彼らは壁の内側の暗闇の中 静寂のもと出会う
光が皆に素晴らしいものを持ち込むことをずっと知らないまま
太陽が誰かの確実な死を晒さない日
お前の息子がもうこれ以上誰も殺さなくてもよくなる日
素晴らしき目的のため 両手を合わせ犠牲になれと
彼らは無関係の場所へ干渉する
皆がいるあの場所へ

7/23/2011

THE SPECIALS - Do Nothing


THE SPECIALS - Do Nothing

毎日毎日 このさびれた道を通う
未来を、自分の行き先を見つけたくて
足元には真新しい一組の靴
生まれも育ちも学歴も何にもない僕にとって
ファッションはたった一つの教養だから

きっと何も変わらない、そう、
どうせ何も変わらないんだろう

人はみんな、自分らしく生きろ、とか
ファッションばっかり気にしても無駄だ、なんて言うけど
どのみち自分以外になれるわけがないし
そうしようとも思わない、わけなんてない

きっと何も変わらない、そう、
どうせ何も変わらないんだろう

僕はただ 何の意味もなく生きてる
ただ歩いて歩いて歩き続ける でも何かをするわけじゃない
僕はただ 何も感じることなく生きてる
僕はいくつもの言葉を交わす でも何かを伝えてるわけじゃない

きっと何も変わらない、そう、
どうせ何も変わらないんだろう

いつものこのさびれた道を歩く
今でも理由を、こうなった理由を見つけたくて
警官がやってきて顔をブン殴られても
文句なんて言わない
言ったところで 僕じゃどうにもならないから

きっと何も変わらない、そう、
どうせ何も変わらないんだろう

僕はただ 何の意味もなく生きてる
ただ歩いて歩いて歩き続ける でも何かをするわけじゃない
彼らはただ 何も考えることなく遊んでる
彼らはずっとおしゃべりをしてる でも何かを伝えてるわけじゃない
僕はただ 何も感じることなく生きてる
ただ歩いて歩いて歩き続ける 長い夢を見ているんだ
僕はただ 何も感じることなく生きてる
僕はいくつもの言葉を交わす でも何かを伝えてるわけじゃない
僕はただ 何の意味もなく生きてる
ただ歩いて歩いて歩き続ける でも何かをするわけじゃない



☆★☆★☆★☆★☆★☆★
SNUFF - Do Nothing

7/16/2011

AFTER THE BOMBS - Spoils Of War


AFTER THE BOMBS - Spoils Of War

暴力と憎しみの脅威が持ち込まれる
戦争と狂気に満ちた人類のもとへと
権力とカネへの際限のない渇望
衝動的に争い、衝動的に殺している

この地球上で 戦争が行われている!

戦争行為は まるで地獄の業火のようであり
そしてその利権を奪い合う
ただ利益のために破壊が行われ あらゆるものが失われる
死神は 再び死のレースに勝利しつつある

この地球上で 戦争が行われている!

7/10/2011

NOFX - Green Corn


NOFX - Green Corn

ときどき、行きたくない場所ぜんぶを思い浮かべて、
それから絶対したくないこともぜんぶ思い描いて、
それで会いたくない奴ら全員の顔を思い出してみる、
そうすると俺は目を閉じて、おやすみ もう寝る、ってなる

タリー、あのさ、君は金塊のバー、
つまり金の延べ棒の虜になっちゃってるわけ
ちなみに俺はビンボー国の王子だから、近所のバー、
つまりやっすい飲み屋の虜なんだけどな
君の人生はメルセデスっていうか、プール付きのマンションだけど、
俺の人生は、バス停で、なんか起きないか待ってる、
それもガス欠の乗合バスっていうのかな

まあ、君は明らかに俺を嫌ってるね 
そのマッチョで男らしい嘘を透けてよくわかるよ
でも、君が正しいと思っているもの、そういうの全部、
俺は戦ってくつもりだから
でもなんていうか、君の財布には何か入ってくのに 俺の頭は痛くなってく
結局俺が手に入れたものって、フニャフニャの青トウモロコシ、
まだまだハンパな未熟者ってことなのかな

7/02/2011

邦訳と口調と印象

興味深い新聞記事がありました。
内容についてというより、方法的な部分においてです。

朝日新聞の6月28日朝刊(7面)「アノニマス「誰でも参加OK・チャットで総意決定」」では、「中井大介」さんによるスカイプを通じたアノニマスの関連サイトを管理する男性へのインタビューが載っています。
以下に一部を引用すると、

――アノニマスはどういう組織なのか。
 「誰でも参加できるし、誰しもがメンバーになれる。特にリーダーがいるわけでもない」
――総意はどうやって決まるのか。
 「ネット上のチャットが主な手段だ。一定の合意が得られれば、実行される」


とあります。
インタビュー原文が掲載されていないため細かい表現については言及できないのですが、
例えば、
「誰でも参加できるし、誰しもがメンバーになれる。特にリーダーがいるわけでもない」
という部分、推測される原文からは
「誰でも参加できますし、誰でもメンバーになることができます。特にリーダーがいるわけではありません。」(丁寧な応対風)
「誰でも参加できるし、誰でもメンバーになれるよ。特にリーダーがいるわけじゃないし。」(ライトな口調)
という口調で訳すこともできます。
続く「ネット上のチャットが主な手段だ。一定の合意が得られれば、実行される」という部分も、
「ネット上におけるチャットが主な手段になっています。一定の合意が得られれば、実行されます。」(丁寧な応対風)
「ネット上のチャットが中心になってる。ある程度の合意が得られると、実行されるね。」(ライトな口調)
として訳すこともできると推測できます。

外国語から日本語に訳す際の口調は、訳者や掲載されるメディアに依存する部分が大きいです。どれが正解・不正解というわけではありません(というよりむしろ、そうしようとすること自体が不毛な行為だと思います)が、当初の堅い口調では明らかに犯行声明っぽさが強く、また「排他的で高圧的な人だなー」と感じてしまいました。本当のところその人がどんな人物かはわからないのに、なんとなくネガティブな印象を受けてしまう、それに邦訳が強く係わっている、ということです。

この記事を読んで、内容とは別に、ほんの少しの口調の違いで受ける印象はかなり違ってくる、ということを改めて感じました。
なかなか難しいですが、気をつけていこうと思います。


追伸
ちなみにここのNOFX翻訳では、マッチョな思想の人々をNOFXは一貫して批判し続けている、という姿勢に鑑みて、マッチョ的な一人称へのアンチテーゼとして歌詞内の一人称をあえて「僕」にしていることが多くあります。「パンクなのに「僕」かよ「ボクチャン」www」って言われると元も子もないのですが、一応そういうつもりで使っています。よろしくです。

7/01/2011

BROKEN BONES - Decapitated & Decapitated Pt 2


BROKEN BONES - Decapitated

彼女の名はジェーン、ずっと一人で暮らしてた
外出することになった 電話もないところへ
彼女はその夜 あの野原を越えて
彼女は、独りだった
そして、人目のつかないところへ
彼女は首を 刎ねられた
彼女は首を 刎ねられた
彼女は首を 刎ねられた
彼女は首を 刎ねられた

鋼鉄が閃くと
辺りに血が飛び散った
彼女は叫ぶこともできなかった
男が彼女の首を斬った
そして体を引き裂いた バラバラにしたんだ
彼は殺すことが好きだった 罪を犯す事を愛していた
そう―
彼女は首を 刎ねられた
彼女は首を 刎ねられた
彼女は首を 刎ねられた
彼女は首を 刎ねられた

彼女の名はジェーン、ずっと一人で暮らしてた
外出することになった 電話もないところへ
彼女はその夜 あの野原を越えて
彼女は、独りだった
そして、人目のつかないところへ
彼女は首を 刎ねられた
彼女は首を 刎ねられた
彼女は首を 刎ねられた
彼女は首を 刎ねられた

彼女は首を 刎ねられた
彼女は首を 刎ねられた
彼女は首を 刎ねられた
彼女は首を 刎ねられた





BROKEN BONES - Decapitated Pt.2

彼女の名はジェーン、ずっと一人で暮らしてた
外出することになった 電話もないところへ
彼女はその夜 あの野原を越えて
彼女は、独りだった
そして、人目のつかないところへ
彼女は首を 刎ねられた
彼女は首を 刎ねられた
彼女は首を 刎ねられた
彼女は首を 刎ねられた

僕は一人の少女を見た 少女はもう、死んでいた
僕は彼女が歩いているのを見た でも、彼女には首がなかったんだ
彼女は僕の目の前を歩いていた ほんの目と鼻の先だった
僕は沢山の血を見た 彼女の叫び声を聞いたんだ
そう、彼女の首が刎ねられたんだ
そう、彼女の首が刎ねられたんだ
そう、彼女の首が刎ねられたんだ
そう、彼女の首が刎ねられたんだ

―ああ、今なら思い出せる
朧気だったものが はっきりとしてきた
俺は斧を持ってた 彼女は怖がってた
彼女にはカラダがあって 俺には強烈な衝動があった
彼女はイヤだと言った なら、死ぬしかないだろう?

俺は一人の少女を見た 少女はもう、死んでいた
俺は彼女が歩いているのを見た でも、彼女には首がなかったんだ
彼女は俺の目の前を歩いていた ほんの目と鼻の先だった
俺は沢山の血を見た 彼女の叫び声を聞いたんだ
そう、彼女の首が刎ねられたんだ
そう、彼女の首が刎ねられたんだ
そう、彼女の首が刎ねられたんだ
そう、彼女の首が刎ねられたんだ

そう、彼女の首が刎ねられたんだ
そう、彼女の首が刎ねられたんだ
そう、彼女の首が刎ねられたんだ
そう、彼女の首が刎ねられたんだ

(インタビュー訳)インタビュー:ドミニク・ロメオ(Domenic Romeo; A389/PULLING TEETH)

WORDS OF EVILより。
Interview: Domenic Romeo (A389/PULLING TEETH)の翻訳です。

インタビュー:ドミニク・ロメオ
(Domenic Romeo; A389/PULLING TEETH)



はじめに、読者の方にあなたがいったい何者なのか、簡単な自己紹介をお願いします。

名前はドミニク、うちの身内やA389 Recordings、いろんなバンドやレコーディングプロジェクト、今は特にPULLING TEETHとHATEWAVESかな、この周辺で広くうすーく知られてるね。



ハードコア/パンクはどんなきっかけで聴くようになったのですか?また、人生で最初のライブは何ですか?

最初に観たライブはIRON MAIDENとANTHRAXで1990年ごろ、学校の第7学年(*)のときだったよ。そのころはThe Power Hourでビデオに出てたSUICIDAL TENDENCIESやD.R.Iとかのクロスオーバーバンドにハマってた。でも、1995年頃に初めてMADBALLのライブを観るときまで、ホントのハードコアのライブ、っていうのには行かなかった。そのときのMADBALLは"Set It Off"期で、Matt Hendersonがまだバンドにいて。そのときの強烈な印象が今でも残ってる。

(*)日本で言うと中学1年生にあたります。



一リスナー/一ファンとして、あなたはどうしてそんなにダーク・ハードコア(INTEGRITYやLEFT FOR DEAD等)に心掴まれているんだと思いますか?

たぶん、僕がもともとメタルヘッズとして育ってきて、それでホラー映画マニアだったってことが、こういったダークなモノにいつでもハマってしまう素養だっ たんじゃないかなとは思う。LEFT FOR DEADはダーク・ハードコアとは言わないけど、彼らは怒りを音楽を通して噴出させるバンドとしてはまさにコレ、といったバンドで、その点では自分の中ではナンバー1だよ。彼らみたいなバンド、たとえばHAYMAKERやDESPISE YOU、GEHENNAはみんな、曲を聴くと血液が沸騰するんだよね。それこそ、最近の多くのバンドの中で欠けている感覚だと思う。中にはLOW PLACESみたいな、今でもそういうバンドはいくつかいるんだけど。彼らの12インチを聴いたとき、デカい拳がスピーカーから出てきて、頭をぶん殴られたかと思ったよ。
とにかく、そういう怒りの感情とダークなリフを掛け合わせると、INTEGRITYやRINGWORMといったバンドへの扉が開くわけ。それこそが僕の好きなハードコアのスタイル、つまりダーク・ハードコアのレシピ、っていうか。ま、人によっていろんな呼び名があるだろうけどね。



アメリカ合衆国に移住した理由っていうのは何なんですか?また、一個人としてだけではなく一ミュージシャンとして、この移住はあなたをどんな風に変えましたか?

もともと、2001年ごろにCOMIN CORRECTとのツアーの埋め合わせのためにここに来たんだ。故郷でやってた昔のバンド(DAY OF MOURNING)が全米ツアーの一週間前に解散しちゃって、とにかくそれをなんとかするための別の方法を探さないといけなくなって。その時、完璧なタイミングでRick Ta Lifeがメールをくれたんだ。結局そこで、後にSLUMLORDSやPULLING TEETHを始めることになるメンバーに会って、全米はもとい、ヨーロッパ中を旅することになったっていう。楽しかったよ。



どうやってSLUMLORDSを始めることになったのですか?また、そのプロジェクトについて今はどう感じていますか?

SLUMLORDSは、MURPHY'S LAWやNRSVみたいなみんなが知ってる有名どころ以外に「楽しさを追求したNYHC」をやってるバンドが当時なかったから始めたんだ。SLUMLORDSとして経験したことは、ライブから音源の制作まで、どれもパーフェクトだった。もう二度と経験できないことばかりだと思うんだけどね。 数年前に何回かライブを行ったけど、なんか違った。あの時あのタイミングで、ってことだったんだろうなあ。



いつ頃新しいバンドを始めようと気持ちが移ってきたんですか?

SLUMLORDSでやってたことは、どれも自分の引 き出しにないものばっかりだったから、曲作りは楽しかったんだけど、でもどこか心の奥で、DAY OF MOURNINGとして遣り残してきたことを続けたい、っていう気持ちがあったんだ。Perlinの奥さんが息子を妊娠してる間、しばらくバンドとしての活動を休んで時間が空く、ってことがわかって、そのときにPULLING TEETHを始めるために本格的に動き始めたんだ。



PULLING TEETHの結成の経緯を教えてください。

僕は、INTEGRITYやRINGWORMといったクリーヴランド出身のバンドと、LEFT FOR DEADやHAYMAKERといったカリフォルニアのハミルトンのバンドを掛け合わせて2で割ったような、そんな音の影響がわかるバンドをやりたかったんだ。それが最初のコンセプトで、それからどんどん進化していった。ボルティモア中の、才能があって気になった、ホントにいろんな奴らに声をかけた。で、実際にライブをして、ツアーに行って。当初はたくさんツアーをしてたけど、最初の音源から最後の音源まで、5人中4人は同じメンバーだよ。



ミュージシャンとして、PULLING TEETHは音楽性においてどんな進化を行ってきたと感じていますか?

とにかく、追求してきた、としか。どの音源も、当初描いていたものからは外れているけど、肝心なところは同じく残っていると思う。どれもしっかり繋がっているという。



あなた方は最近「Funerary」(葬式)と名付けられたフルアルバムをリリースしましたが、このアルバムの制作の背景にはどんなことがありましたか?

曲の多くは Paranoid Delusions / Paradise Illusions のころに書かれたんだけど、その頃はバンドがうまく機能していなくて、結局6曲しかその時は完成させることができなかったんだ。残りの曲を肉付けしてヤバく仕上げるために、さらに数年かかってしまったっていう。その時のモチベーションの多くは、Mike(*)の父親と僕の父親の逝去によるところが大きいな。

(*)Mike Riley、PULLING TEETHのボーカル。



あなたは最近父親になりましたが、特にツアーという点では、どんな意識の変化が生まれましたか?

これからまたツアーをするか、って言ったら、たぶん無いだろうと思う。今の自分にとって、妻と時間を過ごすことと娘と遊ぶこと、このふたつが生活の中心になってるからね。


今後3年間、PULLING TEETHとしての予定は?

冬眠。ちょっとの期間だけかもしれないし、もしかしたら永遠かもしれない。



あなたはグラインドコアバンドであるHATEWAVESでもギターを弾いていますが、そのプロジェクトはどのようにして始まったのですか?

その最初のきっかけは、PULLING TEETHでアイスランドに行ったときに思いついたんだ。そこで、結構強い波の上で、もがいてるアヒルを見て、そのときKuhn(*1)に向かって「波 (Waves)にムカついてる(Hate)んだろうな」って言ったんだ。その瞬間、HATEWAVESが生まれた。で、最初のインスピレーションはアヒルから受けたんだけど、すぐにインスピレーションの発信源はTheXBeast、通称Alex Henderson (PULLING TEETHのドラマー)になって。まあ、なんていうのかな、あいつは人生の展望について、ちょっと変わった見方をしてるっていうのかな、だから。結局、全曲基本になっているのは何かにつけて彼の口から出てきたことだからね。HATEWAVESは、僕のほかに、Kuhn、Dougie(元 SLUMLORDS)、あとTRIACからKEVINとJAKEがメンバー。去年'Taste The Beast'ってタイトルの7インチを出して、今年の夏にA389とRSR(*2)から5インチを出す予定だよ。

(*1)Chris Kuhn、PULLING TEETHのベース
(*2)たぶんドイツの速いバンドを多く出してるRegurgitated Semen Recordsのこと。



他に活動してるプロジェクトはありますか?

SKIN LIKE IRONのAlexと僕で、VIRGIN WITCH(*1)の新しいレコードを作ろうか、って話を結構してる。最初の7インチも最高だったし、なんとか実現させたいんだけど、みんな年をとるに従って忙しくなってきて。だから、できるかわからないんだよね。それから、僕の妻は以前、Gnarly Rueage(*2)ってバンドのボーカルをしてて、PULLING TEETHの新しいアルバムの中の'Funerary'って曲でも、その第2パートで歌ってる。彼女の声はかなりヤバいよ、病んでるって感じかなあ。それと、娘がもうちょっと大きくなったら、一緒に音楽をしたいなあ、なんて思ってる。PULLING TEETHは音源はもっと作るかもしれないけど、ライブ自体は減るだろうなあ。ま、その時が来ればわかる、って感じかなあ。

(*1)ココで音源が聴けます。
(*2)ココで音源が聴けます。



では次に、あなたのもう一つの活動である、A389についてお聞きします。その活動はどのようにして始まったのですか?また、これまでと違ってデスクにいる、っていうのはどんな気分ですか?

あー実は、その机、っていうのがないんだよね。よく床で、箱に囲まれて作業してる。A389は8年前に始まって、ただ続けてきて、年々その勢いが増して来た、って感じかなあ。



2011年以降のレーベルとしての計画は何ですか?

ダサくないレコードをリリースし続けることかな。



あの、この件について軽くお尋ねします。レーベルの運営者としては、音源の共有、っていうのはどのように考えていますか?

良いところもあれば、悪いところもあると思う。僕は子どもだった頃テープトレードをしてたんだけど、それは凄くいいものだった。これを通してたくさんの友だちができたし、たくさんのバンドを発見できたからね。でも、最近はブログとファイル共有だからね…。これは、今の時代の象徴なのかもしれない。テクノロジーは、なんの個人的な関係を持つことなしに、なんでも簡単に入手できるようにした、っていう。僕は、みんながこんなにたくさんの音楽を見つけられること自体については気にしてない。聴きたい、っていう人がいることについては、僕はうれしい。

でも、本当に嫌なのは後者の方[ファイル共有]だね。ネット上では権利意識についていろいろ掲げられてるけど、彼らはレコードを作って世に出す、っていうすべてのプロセスについてリスペクトが欠けていて、それはただただ恥ずべきことだと思う。もし、持っていったまま何も返さない、っていうんだったら、結局そこには何もなくなってしまう。このことは覚えておいてほしい。



では次に、ハードコアのリスナー/ファンとしてお聞きします。現在のハードコアの状況についてどのように感じていますか?また、現在株を上げているのはどんなバンドですか?

えーとね、A389の全バンドは別としてだよ、あと僕が聴いて育ってきたバンドも別として、今現在、物凄い衝撃を受ける、っていうバンドはほとんどいないんだけど、NAILS(*1)はすごいね。あとDCのILSA(*2)も本当に好きだよ。もちろんMAGRUDERGRIND(*3)もね。でもあれだな、Yo Gabba Gabba! (*4)を家の中で24時間、一週間ぶっ続けで聴いてると、他にはもう何も聴かなくてもいいやって気になっちゃうよね。

(*1)NAILSはココで音源が聴けます
(*2)ILSAはココで音源が聴けます
(*3)MAGRUDERGRINDはココで音源が聴けます
(*4)Yo Gabba Gabba!はアメリカの子ども番組。こういうのとか、こういうのです。僕(訳者)は好きです(笑)



年長者の意見として、あなたが最初にこのシーンに来たときから変わってきたことについて、どのように感じていますか?また、現在のハードコアシーンについて、どんな問題があると感じていますか?

うーん、ライブ自体してないから、本当のところそんなに行かないし、最近はそれに割くことのできる時間もないんだ。これまでは自分の仕事もしながら、家族で遊びに出かけて、それでA389の方の運営もできて、それにライブに行って時間をつぶして、っていう状況だったんだけど。問題っていうか…僕としては、時間を使って、シーンを保っていくために自分ができることを考えるようにしてるけど。何年もブッキングをして、バンドでツアーして、レコードを出して、ってただ僕たちの先人や、さらにその前の人たちがしてきたみたいなことをしてきた。で、今はもう、次の世代がやりたいことをやる番じゃないかな。



最後に、今回このインタビューに答えていただいたことについて、改めてお礼を言いたいと思います。もし最後になにかコメントや心の叫びがあれば、気にせず教えてください。

いえいえこちらこそどうも。今年はまた大量のレコードがA389から出ます。次はSEVEN SISTERS OF SLEEP、HATEWAVES、ROT IN HELL等々…。夜露死苦!


---SPECIAL THANKS; Dom from A389, WORDS OF EVIL
写真もあるので、ぜひ、原文もチェックしてみてくださーい!

6/24/2011

OI POLLOI - Bash The Fash


OI POLLOI - Bash The Fash

オラ!
1990年代に入って、ナチスどもが再び現れた
家を放火された家族がいる
病院では火傷を負った子どもたちが横になって死を待っている
もうそろそろ、気づいてもいい頃なんじゃないか―

ぶっ潰せ!その苦しみを、ファッショどもを叩き潰せ!

30年代のドイツも同じ状況だった
生きるか死ぬか― ゲームなんかじゃない
せめて武道を身につけないといけなくて
それで喧嘩に備えないといけなかった

ぶっ潰せ!その苦しみを、ファッショどもを叩き潰せ!

イギリス国民党のどクズ野郎どもが君たちの街で行進をしてる
あいつら、ボコられ対象に当選しとけ
俺たちの街から蹴り出してやれ
言葉とプラカードだけじゃダメなんだ、そう、ただ、

ぶっ潰せ!その苦しみを、ファッショどもを叩き潰せ!



 最初、奴らはユダヤ人のところに来た 
  私は彼らを助けるようなことは何もしなかった
  私はユダヤ人じゃなかったから
 それから、奴らは共産主義者のところに来た
  私は彼らを助けるようなことは何もしなかった
  私は共産主義者じゃなかったから
 次に、奴らは労働組合のところに来た
  私は彼らを助けるようなことは何もしなかった
  私は組合員じゃなかったから
 そして、奴らは私のところに来た
  私を助けてくれる人は もう誰も残っていなかった

  アドルフ・ヒトラー自身、ナチス党の躍進がもし阻害されるとすれば、
  それはその初期段階でその存在が認識され、
  最大限の力を以て壊滅させられることが唯一の方法であると述べている
  たった一度だけ彼に賛成することがあれば―
  ファシストたちに対してプラカードを掲げ、
  拡声器を使ってメッセージを発したところで
  はっきり言ってなんの結果も生み出さない
  イギリス国民党のようなナチのどクズ野郎どもを止める唯一の方法は、
  物理的に立ち向かっていくことである


ナチ野郎どもは拳と踵の穴に落ちる、袋叩きだ
ケーブル・ストリート(※)のビートとともに、ボッコボコに踏みつけてやれ
俺たちのブーツは、このどクズ野郎どものクズで満ちてる頭の上にある
いいナチがいるとすれば、それはもう死んだナチのことだ

アンチ・ファシスト・アクションの少年少女たち
ファッショどもの逃げ道をふさげ
今まさに奴らは追い詰められた、ブーツの味を確かめる時だ
逃げようとするだろうが、うまくできるはずがない
さあ、俺たちのブーツで、血の雨を降らすんだ



※イギリスファシスト連合(BUF)はロンドンでユダヤ人の追放を訴える反ユダヤ行進や抗議活動などを展開した。1936年10月4日の日曜日に はユダヤ人の多いロンドンのイースト・エンドで反ユダヤ示威行進を行おうとし、これに抗議する住民やユダヤ人・社会主義者・共産主義者らとの「ケーブル・ ストリートの戦い」(ケーブル街の戦い、Battle of Cable Street)という数千人規模の暴動に発展する。BUFを追い出すために集まった人々は、スペイン内戦のマドリッドの戦いでドロレス・イバルリが叫び反 ファシズムのスローガンとなった「奴らを通すな」(They shall not pass / ¡No pasarán!)を合言葉とした。この抗議運動によって黒シャツ隊はケーブル・ストリートから押し返された。(Wikipediaより。)
 ―詳細はコチラ

6/22/2011

(インタビュー訳)ドミニク・ロメオ(Domenic Romeo)氏 ―A389レコードオーナー、ヘヴィミュージックシーンと、今なお生き残るアナログレコードについて語る

http://citypaper.com/music/domenic-romeo-1.1091844
より。
ボルティモア・シティー・ペーパー

ドミニク・ロメオ(Domenic Romeo)氏
―A389レコードオーナー、ヘヴィミュージックシーンと、今なお生き残るアナログレコードについて語る


2011年1月19日

A389という、たぶん今のボルティモアで最も活発なレコードレーベルがある。今週末(2011年1月22日)には、その強力すぎて耳を引きちぎってくれる7周年記念ライブがSonarにおいて行われる。ゴリゴリのNYスタイルのハードコアから、ボルティモアが誇るドッロドロのスラッジな音を出すOAKまで、レーベルがこれまでリリースしたタイトルも錚々たるメンツで、うるさい音楽をバッチリ幅広く押さえてある。ただ、これまたこのボルティモアの音楽シーンのように、そこにはまだまだ知られていない部分、謎のベールに覆われているところも多いといえよう。そこで我らがCity Paperは先週、レーベルの設立者でありオーナー、そしてさらに同時にハードコアバンドPULLING TEETHのギタリストとしても活動しているドミニク・ロメオ氏に、仕事の合間を縫って電話インタビューを敢行した。ヘヴィ・ミュージックシーンのサポートや、不動産物件差し押さえ業時代、そしてなぜ未だにメタルヘッズとパンクスはレコードを買い続けるのか、直撃した。


City Paper: えっと、A389のきっかけについて教えてください。どうして自身のレーベルを始めようと思ったのですか? 

Domenic Romeo: 僕がカナダに住んでいたとき(*)、そこでも自分のレーベルを運営していたんだ。今よりもずっと小さいんだけど。13th Day Recordsって名前で。『13日の金曜日』シリーズが大好きだったからなんだけど。(バンドを)始めてからずっと、自分のバンドの音源を自分で出してきたんだ。自分のバンドと友だちのバンドはほとんど出してきたかな。たしか全部で5枚くらいだよ。

それから2003年の終わりか2004年に、SLUMLORDSを始めたんだよね。メチャ精力的に活動して、ライブをかなりやった。そのときかなあ、他のバンドを援助する手段として(レーベルを始めようと)考えたのは。最初のリリースは、BRING IT ONというボルティモアのバンドで、かなりNYハードコア的な音を出すバンドだった。当時考えてたのは、「もし自分のバンドがうまくいってるんだったら、どうしてそれを他のバンドを援助していくことに利用しないんだい?」ってことだった。種を蒔いて、それが育ってくるのを見る。でしょ?

(*)ドムはアメリカ在住のカナダ人です。


CP
:
たとえば、ビジネスにしたり、それが職業になったり、有名になること、ってことがレーベルの目標だったことって、ありますか?

DR
: えーと、たしか5枚目に出したのがこのHOLY GHOSTというバンドで、これがうちで最初のLPだった。最初はDeathwish RecordsからこれのCDが出る、って話を聞いて、それでこのアナログをうちで作らせてもらえないか、ってお願いしたんだけど。このバンドは本当にカッコよくて、それに彼らにはこれまでずっと助けてもらってたんだ。そのときからかな、いろんなバンドと、何年もツアーを次々に回れるようになれて。本当にいいネットワークを持てたと思う。その時々で、いろんなバンドにレコード出す?って聞いて、バンドもたいていOKしてくれた、ってくらいのことだよ。うちは今でだいたい60作品くらい、今年でさらに10作品くらい出す予定だけど、初期のものも最近のものも、うちから出てるのはどれもそういう感じだよ。

時間的な問題で言うと、今はホントにフルタイムの仕事を二つしているような状態なんだけど(PULLING TEETHとしての活動とレーベルの運営)、最近はレーベルの仕事の量がバンド以上になってて、家にいてそっちの方に時間を割かないといけなくて。ちょっとこんなになるとは思ってなかったんだけど。なんていうかな、「レーベル買い」してくれてるような状態で。僕も一キッズだった頃、例えばBLOODLET(*)やINTEGRITYがVictory Recordsのバンドだから、って理由でVictoryのバンドをチェックしてたし。DEADGUYはそうやって見つけたし。同じことが(自分のレーベルであるA389でも)起きてるっていう。それってなんか、ヤバいじゃん。

それで一番嬉しいのが、僕が辿ってきたのと同じような道をキッズたちが歩んでるところを見れる、ってことかなあ。あるバンドをうちのレーベルで見つけて、それをきっかけにうちから出してる他のいろんなバンドも知りたくなっちゃう、ていう。で、こうして広まっていく、っていうか。そのキッズたちもバンドを始めて、シーンに入ってきて、あっという間に、雪だるま式に大きくなるでしょ。

(*)原文にはBloodWHATとありますが、BLOOD FOR BLOODの聞き間違いだと思います
本人に確認したところ、BLOODLETでした。訂正します。(2011/07/01)


CP: そちらのレーベルでは、一メタルレーベルとして、違法ダウンロードに屈しないよう、うまくやっていけていますか? 

DR: たしかに、違法ダウンロードはさまざまな音楽レーベルの売上に打撃を与えてるけど、こっちは他のジャンルほどじゃないよ。ファンたちは、自分たちの好きなバンドをサポートする、ってことに関しては結構気合入ってると思う。実際ハードコアとハードコアパンクでは、その点に関して他のどれよりも違ってる。それは本物なんだ。例えば、あるバンドのライブに行って、そのバンドに駆け寄っていったとしよう。そうすると、彼らは実際に話しかけてくれると思う。バンドは、望めば自分から関わっていける人たちなんだ。一方的に詰め込まれる何か、ってものじゃないんだよ。 


CP: では、うるさい音楽に興味がない、っていう人に対しては、どうやってその世界に引きこむのがいいと思いますか? 

DR: Celebrated SummerとSound Gardenっていういいお店がココにはあるんだよ。昔はエラそうなお店もあって、なんていうかな、素人だと入りにくくて、なんかビビらせてくるようなあの感じ、ツアーだとそういうお店も見かけるけど、Tony (Pence / Celebrated Summer)や、Sound Gardenの子たちはみんな本当にきちんといい仕事をするし、ウェルカムな雰囲気にさせてくれるし、いろいろ教えてくれるし、レコードをかけてくれるし、音楽の話に乗ってくれる。とてもいいところだよ。ボルティモアはシーンにとって本当にフレンドリーな場所だよ。 


CP: A389、ってどういう意味なんですか?

DR: 話はSLUMLORDSを始めたときにさかのぼるんだけど。メンバーうちの多くが、ある不動産物件差し押さえ会社で働いてたんだよ。A389、っていうのはその時、誰かをそいつの家から強制退去にさせるときに使ってた鍵の種類の名前で。ただの南京錠だよ。型番A389の南京錠。 


CP: マジですか、では、そのヤバそうな仕事の話の続きをお願いします。

DR: そんな期待してもあれだよ。ほとんど空き家ばっかりだったから。実際数年間は特にトラブルもなく仕事できてたからね。教科書的な辛い(立退きの)話なんてよく聞くけど、2~3年働いて、嫌な気分になったことなんて実際一回だけだからね。ある年配の女性と、その子どもの家庭なんだけど。その子どもがヤク中でお金のことしか頭になくて、って話で。その時はムカついたなー。あ、立ち退きさせてる人たちにじゃないよ、そのガキにムカついた。でも、仕事のほとんどは、立ち退きになるまで家賃を払わない人たちだから。そういう場合当人は必要な物と一緒にどっかいなくなってて、ゴミだけ残されてるから、それを運び出すために雇われてる、っていう。基本的に日雇いで、もう持ち主の消えた荷物を運び出すっていう。 


CP: A389をやっていて、グッときたのはどんな時でしたか?

DR: あー、それはPULLING TEETHのParanoid Delusions (Paradise Illusions)のホログラム(*)になってるジャケットを作った時かな。まだ誰もやってなかったと思う。CDでは見たことあったけど(LPではなかった)。全面じゃなかったし。アレは狂ってたな~。具体的な制作費は言わないけどさ、相当かかったし。売れなかったらどうしよう、そうなったらレーベルも辞めてあと数年は制作費のためだけに工場勤務だな…とかマジで考えながらウェブサイトに載せてたことを思い出すなあ。

まあ、そういうのもあるけど、この、INTEGRITYやRINGWORMみたいな全部好きなバンドばっかりの今回の出演表が手元にあることとか、新しいバンドがデモを送ってくれることとか、どれも素晴らしいことだと思う。まだまだ生き残ってる、そしていいバンドがたくさんいる、ってことを見て確かめことができること。それに本当にヤバイな、って思うのが、例えばあるバンドが僕にデモを送ってくれて、それがイイ感じで、その返信をする、と―返信はいつもするんだけど、いつもしっかり聴いて、こんな感じでなんかコメントを返して。「とてもカッコイイね!でもスマン、今は忙しすぎて次の作品の面倒を見る余裕がないんだ、けどこの勢いでどんどん続けて、また新しいのを聴かせてね」みたいな感じで。そしたら一年後、彼らが僕に今度はレコードを送ってくるんだけど、それが脳天直撃のシロモノで、次の作品をリリースしたくてしたくてたまんなくなっちゃって、こっちから是非やらせてくれ、って感じになって。こういうことが起こる瞬間に実際立ち会ってきたから。バンドを辞めずに続けて、よくなっていって、そしてトンデモないバケモノに変わっていく、その瞬間に立ち会っちゃうと、これはもう、マジで幸せにならざるをえないでしょ。

(*)…レンチキュラー印刷で、角度によって絵が変わる狂ったジャケットでした。



以上です。


△▲△▲△▲△▲△▲△▲△▲△▲△▲△▲△▲
おまけ
以下そのホログラムのジャケットです。


角度を変えると絵が変わる、アレです。
表面がプラスチックでギザギザしてるっていう。

狂ってます!レコード本体も深緑のスプラッターで気合入りまくりです。
速くてメタリックな曲から、サバス系のダークでヘヴィで長尺な曲まで、
収録曲数は以前よりだいぶ少なくなってますが、バラエティに富んでいます。
いろいろなジャンルを横断して聴いてほしい作品です。

6/18/2011

THE MUFFS - I Wish That I Could Be You


THE MUFFS - I Wish That I Could Be You

人生なんてジョーク
あなたには必要かもしれないけど 私は別に、そうじゃない
みんなの方が頭オカシイんじゃないの
それに私はみんなが思ってるような子じゃない、
ホントの私は夢のなかでひとりぼっち
そう思う、だからみんなが思ってるのとは違うと思う、
ま、怠け者には間違いないけどね

私の外面は、三歩進んでて
これで結構悪いとは思ってないけど、あなたはどう思う?
私の内面は、結構恥ずかしがり屋で
結局どうしたらいいか、わかんないんだよね

落っこちると思う?飛べると思う?
ねえ、あなた、あなたも答えを知ってるみたい
ええと、なんていうか、どういうことよコレ

あーあ、もし私が、あなたになれたら、って

全部欲しい
それに全部知りたい
私の目の前にあるこれからの人生すべてを
私がちょっと変わっててもそれを許して
もう、さようならがしたいから

落っこちると思う?飛べると思う?
ほんとにすぐはっきりすると思う
見てみて、イエーイ

あーあ、もし私が、あなたになれたら、って
あーあ、もし私が、あなたになれたら、って
あーあ、もし私が、あなたになれたら、って、ねえ

6/13/2011

NOFX - Eat the Meek


NOFX - Eat the Meek

どうして僕らは 合わない場所にいなくちゃいけないの?
どうして僕らは 合わない場所にいなくちゃいけないの?

もうじゅうぶんな場所は残されていないから
だから従順な心を食って場所をつくる それをじっくり味わう
そんな「思いやり」、美味だろね
ブツ切りにした君の躰を骨までしゃぶる
従順な者たちを食い尽くす

どうして僕らは 合わない場所にいなくちゃいけないの?
どうして僕らは 合わない場所にいなくちゃいけないの?

工場では不安を大量生産して、ボトルに詰めて、
フタをして、津々浦々に流通させる
それは手頃な値段で売りに出されて
そして人びとの手へ
彼らはそれを愛して 食べて
それで磨いて 風呂に入って そしてそれを肺に満たす
それが直接、彼らの血となり全身を駆け巡る
そして、それは、愛に取って替わったみたい

どうして僕らは 合わない場所にいなくちゃいけないの?
どうして僕らは 合わない場所にいなくちゃいけないの?
こんな合わない場所に

そこにあるのはいつも形ばかりの真実だから
作法みたいなのは忘れられて
まるでゲームのカードのように
若者たちは選択され、切り捨てられる
そこにあるのは、いつもそうしてきた由緒正しい歴史、
それくらい知ってるでしょ?
この空気だって誰かがすでに所有していて
それ以外の者たちは、息をするにもカネがかかる、って

どうして僕らは 合わない場所にいなくちゃいけないの?
どうして僕らは 合わない場所にいなくちゃいけないの?
こんな合わない場所に

6/06/2011

NOFX - Lori Meyers


NOFX - Lori Meyers

ロリ・マイアーズ― 昔、うちの上の階に住んでた女の子
僕らは、親同士がずっと仲よかったから
ほとんど毎日、午後になるとお互いに会ってて
二人で"禁じられた遊び"をしてた
9才の頃なんて恥ずかしい、なんて気にすることもなかったし
―こんな過去のことを思い出したのは
スクリーンに映し出された彼女の顔を見たからじゃなくて
そこに映りこんだ、見慣れたアザが目に飛び込んできたからなんだ
さっそくそういう雑誌を買って、ビデオも買って観た
こんなのはいけない、僕なら彼女を救える、そんな気がしたんだ

私の生き方にケチつけるなんてあんた何様?
あんたは私が体を売ってる、って思ってるかもしれないけど
私は売っているのは単に時間なんだけど
私はシンデレラなんかじゃねえし
いつか王子様が私を助けに来てくれる、なんてことも考えてない
っていうかさっきまでいい気分だったのに
ずっとこのままのつもりだったのに
私は地に堕ちる、ってことがどんなことか知ってるわ
ずっと働いていた工場の床でそれを知ったのよ
だけど今は好きなようにできる
これが私の出した答えなのよ
今年一年で稼いだ5万ドル、私の好きなように使うわ
それのどこが問題なの?

5/31/2011

NOFX- Stickin In My Eye


NOFX- Stickin In My Eye

周りを見渡そうとしても 片方の目しか使えない
頭のまわりに煙があるみたい そうサウナみたい
すると声が聞こえてくる でも何を言ってるかわからない
そのとき口にするのは 口にしているのは―
何かが僕の目に刺さってる
何かが僕の目に刺さってる
何かが僕の目に刺さってる

頭のどこかで、これはおかしい、って言ってる気がする
だって足元から腐ってグラついてきてるから  神様僕を助けて
カメラの向こう側では殺しが行われてる
この世界が泣き始める瞬間が映しだされる
眼が痛むのは同情心からじゃない
何かが僕の目に刺さってるからなんだ
何かが僕の目に刺さってるんだ

5/21/2011

NOFX - Electricity


NOFX - Electricity

そのエネルギー資源こそ
究極の発見だった
あざやかなエレクトリック・ブルーが映える
これ以上の自由はない
電気の力
原子力とH.E.P (Human Error Probability; 人的過誤率)
海底からの炭素燃料
そしてムダづかいされる電力

そのエネルギー資源こそ
電気の力
今日生きていくために必要なもの
捨てられるために造られた、人類への贈り物
しかし、その大部分はすでに失われてしまった
代替手段は一つしかない
最後のエネルギー資源は
太陽の光だった


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カバー元

NOFX - The Decline


NOFX- The Decline

この間抜けたちは一体どこから来たんだろう
どうやってこんなに腑抜けになったんだろう
我らの故郷、深紅の山々があるところ、そこに生まれ
我らの故郷、そこに育つ波打つ琥珀色の穀物、それを食べて
そして劣ったヒト科人間へ、無感情へ

  呪うべきは 
  人間の本質、人の運命
  この強欲たる民醜主義を呪うんだよ
  神へのおそれ、変化へのおそれ、真実へのおそれ

公正な権利をそこに加えて
不正な利権をそこから差し引くんだ
(そこに答えは存在しない)
50個の星が輝く歌を暗記して歌うんだ
(それが判例に無い問題だったなら)

それなら、いったい誰が過去から学んでいるというのだろう?
俺たちが今いるのは、そう― 合臭国

  お父さん、僕が何をしたっていうの
  父さんがくれたあの22口径/もう手遅れだよ
  いつも枕元に置いていたさ/毎晩ベッドで父さんが僕にしてくれたこと
  あれもきれいにしておいたよ
  よく磨いておいたよ
  銃弾、薬莢、ぜんぶ大事にしてきたよ

河口のすぐそばの、草むらの下の、その土の下、
そこに僕が二番目に殺した奴の屍体がある
公園の中の、松の木の下の、石の下、
そこに僕の親友、ウィリアムの死体がある
    ああ友よ、どこに行ってしまったんだい、
    僕は誓うよ、僕にはできっこなかったんだ、よく夢に出るんだ
    あいつらが真っすぐ撃てって言ったんだ、
    引き金は引くものじゃない、ぎゅっと絞り込むものさ、って
    そうすれば確実に殺れる、って
    殺したいんだろう、って
    殺すことでこそ俺たちはこの世に生きていけるんだ、って


クリスチャンたちは自分たちのガンが大好き
教会も全米ライフル教会のことも大好き
自分たちの救済のために祈り
その薄っぺらい信仰のえじきになる
その物語は広く読まれてて
全行にわたって信じられてる
筋道はもう立てられてて
そのロジックは― 脅迫さ
根拠なんてものは
もう調べ上げられて、そして決めつけられてる


    ジェリーはしばらくミシガンで過ごしたんだけど
    小銭でハッパを手に入れちゃった後は、20年に渡る長いバカンス
    デトロイトだと、ハッパはもっとヤバいものだったのに
    でもカルフォルニアじゃ、たった20ドル、それも罰金が
    ただ、ジェリーはたった数ヶ月間過ごして、出て行った
    ケツから血を流すようじゃ、全然楽しめなかったから
    気道を塞ぐのは 簡単で手っ取り早いやり方で
    誰かのオンナでいた楽しい楽しい17年間より
    そうすることのほうがよくなったんだ


何も考えるんじゃない
(おうちに)
自分のワインを飲むんだ
(いよう)
燃えさかる対岸の火事を目にして
あれは彼の問題、俺の問題じゃない、ってね
(気をつけよう)
そう、模範的な市民でいればいいんだ


    無駄な殺しの度に1シリングもらえたら、なんて
    そしたら政府を買えちゃうのに
    一国家であるアメリカですら金で買える時代だから これで小銭でも稼ぐなんてどう?
    しかも真っ白な黒字さ
    っていうか、いっそみんなで分割しちゃうっていうのはどう?
    100万の人びとがいれば、十分賢いでしょ?
    そう、たった一人より、100万の人の方が賢いものでしょ?


セロトニンが切れた
彼女は限界だ、頭がぐるぐるまわる
サラは考えるのをやめた
留守電を残しておいた
丁寧なメッセージで入れておいた
でも、きっと誰も聴くことがないんだろう

  一日に1万のメッセージ
  100万以上のやりとりがなされて
  そこには自由放任主義のもと
  死んだ犠牲者たちが横たわる
  1万の声と
  100の銃、
  100デシベルの出どころは
  たった一つ
  このたった1発の銃弾が
  そしてそれが、たった一つの からっぽの頭へと
    ―ああ、またセロトニンが切れた


  昔は声高らかに"発言"してたそいつも
  今では可愛い歯車として黙って立派にその役目を果たしてる
  少し馬鹿にされた気分にもなるかもしれないけど
  悪くは思わないでね
  あいつらはうまいやり方っていうのを
  君から学んだんだ
  だから、ハメられたとも思うだろうけれど
  別に君のことを忘れてるわけじゃないから
  テレビは君の頭の中へ、ある思想を植えつける
  バリー・マニロウのヒットソングのサビみたいにね 
  世界中のみんなに教えてあげたい
  その完璧で調和のとれた虚無のハーモニーを
  ね、気にならないでしょ
  君が気にするようには 作られてないんだよ
  あいつらは、君が気にしないほうに賭けてるんだよ

あいつらは君の欲望が、君のプライドが勝つ方に賭けてるのさ
100万の他人がしようとしてできなかったことに、なんで挑戦しようなんて思うの?


    ああ、俺たちってバイタなんだ
    精神的に去勢されちゃってる
    ああ、俺たちってオカマなんだ
    みんなと違う時に勃つもの


  鎮痛薬をもう一錠
  鎮痛薬をもう一錠
  鎮痛薬をもう一錠
  順応して生きていくために


    一人でも多くの信者を、そうすれば僕の安全が続くはずなんだ
    一人でも多くの信者を、私たちの安全が続くために
    一人でも多くの信者を、私たちの安全が続くために
    そうすれば、ここはもっといい場所になるはずなんだ


争いを勝ち取って、いや負け取って、
戦争に負けて、 いや戦争も失って、
こうして金と生きがいを産み出す意志も失くして、
戦いに勝つ希望も無くて、
  ―鎮痛薬を、もう一錠、
ラララ ラララ ラララ
状況はきつく、きつい状況は負債を生んで、
何も考えずに生きていけ、
細かいことにいちいち注意を払うな、って言うのに
でも家賃や光熱費は払えって言われ
そして俺の身内が お前たちの原罪のためにお金を払う
  ―ほんの少しの信仰が、私たちを守ってくださります、だったら


            救ってくれ、俺たちを


  人間存在、その存在は失敗で/
  失敗するもの、つまり抵抗勢力も必要で/
  必要なもの、その未来は帳消しになって/
  未来の公算はご破算となり/
  天文学的な数字でありえないのは勝算/
  馬鹿と天才だけが挑む糞ワガママな超自我への負け戦/
  超自我への従属、それはどうしようもなくラクだから


そう、そして
俺たちは、命ある限り、これからも歩み続けていかなきゃいけない
俺たちは真実を知ってる、でも嘘のほうが好きだ
嘘は単純だから
単純ってことは、これ以上なく幸せなことだから
俺たちがこの"敗北"をあっさり認めることができるとき
この堕ちゆく終末的状況の中で生きてゆけるとき
そして自分たちが計画した通りの未来、その被害者になることを受け入れられるとき
どうしてこれまでのやり方に立ち向かおうなんて言える?
疑心暗鬼の上に築きあげられた現体制
それなら、いったい誰がその仲間同士の群れから自分の首を突き出す?
そう、ここは選ばれし者たちの会員制クラブ「やったぜ!勝ち組」さ
  ここで、俺は君をこのクラブのオーナーに紹介したいと思う
  これで君も仲間入りさ
  彼は彼のものを手に入れたし
  私は私のものを手に入れた
  さあ―


            終末との来たるべき邂逅だ




    俺たちはオカマ
    俺たちはバイタ
    俺たちは戦争、それも階級闘争のなかで使い捨てられる銃弾
    俺たちは労働者
    俺たちの女王様が好き
    俺たちは犠牲になる
    俺たちは奴らに食われるために生まれ育てられる存在なんだ

5/13/2011

DESCENDENTS - Thank You


DESCENDENTS - Thank You

もう何時間も君の歌を聴いてて
そのまま今日一日ずっと聴くつもり
しかもずっとグッときっぱなし
風呂場に行ったらつい口ずさんじゃうし
だって、僕が言いたくても絶対に言えないことを
君はそのとおり言ってくれるから もうバッチリなんだよね
弱気になった時なんて なんだか元気が出てくる
強くなれる気がするんだ

わざわざ名前を言うつもりはないけど
自分が一体誰かなんて、自分でわかってるでしょ?
今の僕は、もう前みたいにはならない 今はもう、絶対にない
僕がただ言いたいのは
君が君のやり方で音楽をやってくれてありがとう、ってこと

君の歌がラジオでかかることはないけど
でもそれは君の音楽のやり方じゃない
だから僕は全然気にしないし
それより僕のラジカセは君のテープ専用機になってるから
全曲、歌詞も、メロディも、コード進行も、
全部僕の頭の中にバッチリ入ってる ほんとバッチリだよ
弱気になった時なんて なんだか元気が出てくる
強くなれる気がするし 
やっぱり何も間違ってなかったんだ、って思えてくるんだ

わざわざ名前を言うつもりはないけど
自分が一体誰かなんて、自分でわかってるでしょ?
今の僕は、もう前みたいにはならない 今はもう、絶対にない
僕がただ言いたいのは
君が君のやり方で音楽をやってくれてありがとう、ってこと

君がいたから僕はライブに行ってたし
そこで時間を"ムダに"してた
なんてことは知ってた?
君は僕にひとりじゃない、ってことに気づかせてくれて
弱気になった時なんて なんだか元気が出てくる
強くなれる気がするし 
やっぱり何も間違ってなかったんだ、って思えてくるんだ

わざわざ名前を言うつもりはないけど
自分が一体誰かなんて、自分でわかってるでしょ?
今の僕は、もう前みたいにはならない 今はもう、絶対にない
そして僕がただ言いたいのは
君が君のやり方で音楽をやってくれてありがとう、ってこと
君が君のやり方で音楽をやってくれてありがとう、ってこと
君が君のやり方で音楽をやってくれてありがとう、ってこと


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Q: 『Thank you』のなかで歌われているのは、一体どのバンドのことなの?
A: メンバーによると、たくさんのバンドについて歌ってるんだってさ。刺激をくれたいろんなバンドを指してるんだって、これ本当。ただこの曲はカール(Ba.)が書いたんだけど、この曲を演奏するとき、カールはいろんなバンドの名前を大声で言ってたことがある。その時口にしたバンドと言えば、たとえばThe Last、X (訳注:もちろんLAのほう)、それにBlack Flagかな。

http://www.descendentsonline.com/faq/ より。

5/06/2011

NOFX - Linoleum



NOFX - Linoleum

財産なんて何にもいらない
クソ真面目にそう思ってる

いや、そうは言ってもやっぱり実際はベッドはあるし
ギターもあるし、
床にオシッコする犬もいるし、ってことは床もあるけど、
でもだから何?だから何?だから何?

ポケットもついてるから貯めこめるよ
まあ溜め込んでるのは使ったティッシュなんだけど
これ、穴が開いてて
大切なモノは全部足元へ落ちていってしまうみたい
でもそんなとき、このリノリウムの床はぜんぶ受け止めてくれる
僕の大切な一番の親友 それがリノリウム
ブッ倒れたときには頭を支えてくれるし
目の前にモノがあるんだから、信じるものだって与えてくれる

こんな僕みたいな考えのやつが
ビーチで砂遊びをしている人にも
いつも杓子定規でポケットの中のジャリ銭を自慢してる人にも
道端で作り笑いをしながら滅茶苦茶な曲をバイオリンで弾き語ってる人にも
バスの後ろに座ってる人にも

マス目のようにビッシリ並んでいる独房のなか
細胞レベルで入り込んでいるこの感覚
こんな僕みたいな考えのやつが お前の頭の中にいる
こんな僕みたいな考えのやつが お前の頭の中にいる

5/05/2011

はじめに

パンクで且つアンダーグラウンドでDIYなもの、
また日本国内で対訳が出ないであろう、
もしくは過去には出ていたが現在は入手困難な曲で、
訳が喜ばれることはあってもバンドの損にはならなさそうな場合に、
自分の好きな曲に限って訳しています。


各種訳、特に歌詞の訳は、多分に意訳を含んでいます。
勝手に内容を創作・改変していることはありませんが、
英語独特の言い回しであったり、駄洒落や言葉のダブルミーニング、韻など、
本来直訳では失われてしまう「言葉遊び」や「コトバとしての楽しさ」を、
ここの翻訳では可能な限り日本語にして残し、
日本語としても自然に、ニュアンスとして楽しめるように心掛けています。
そのため、一部、文の順番が異なっていたり、
使われている単語が日英で一対一になっていない部分もあり、
そういった点では直訳とはだいぶ異なっています。
この点に留意していただければ幸いです。

つまるところ、ここでは、教科書的な英語の訳よりも、
音楽を聴きながら一緒に読んで楽しめるような、
全体の雰囲気をうまく伝えられるような訳を目指しています。
なので、ぜひ曲を聴きながら、
対訳を目で追いつつ、そして楽しんでいただければと思います。


PS
和訳の配布等を目的とはしていません。
原曲の歌詞、対訳の著作権、またその他の権利は各バンド、
および各レコード会社・レーベルにあります。と思います。
印刷・コピーや、タの印刷物・サイト等への転載、配布といった行為はやめてください。