6/28/2014

RVIVR - Paper Thin



RVIVR - Paper Thin

心臓をむしり取って
その肌をさらせば
正真正銘、脈動する、
紙のように薄いそれ
両目をえぐってしまえば
光はどれだけ、そうどれだけ輝くか
ぽっかりと空いたその穴の中に―
キミの、美しく輝くココロがあるじゃない

「時間がない、僕らがうまくいくわけない
この世界は、嘘と偽りだらけで、ただただ最悪なんだ…」
こうしてキミは、わからない、って
そして僕たちは、未知のものを怖れてる
そう、僕はわかってるんだよね、
キミが、自分が思っているよりも本当はよくわかっていることを

だってキミのスッカスカの骨は
この世界を一人ぼっちで放っておくわけないから
キミの羽根は、この地上に降り注ぐ
僕は、ときどきキミに逢うと思う
僕らは、二人で横に並んで、
一緒に、落ちていくんだ
まだまだ太陽が高い所にあるから
その陽は、キミの瞳の中で輝くんだ

僕らは一緒に過ごしてきた
まだまだ時間は残されてる
キミのその瞳と一緒に
この世界ぜんぶ、丸呑みにしようよ
キミはわからない、って
けどキミがわかってること、僕はそれをわかってる
キミはそうは思わないかもしれないけど
なんていうか、僕はそう思うんだよね

僕らはみんな、いつか死んでしまう
「善きもの」はみんな、どれも、誰も、何もかも死んでしまう
ただ今は、この血のあたたかさを感じてよ
そうすれば、まだキミは生きているから