4/19/2014

NOFX - Drop The World

NOFX - Drop The World

彼が一着だ そう審判は判定したから
だから彼は、あの時、他の誰よりも優れてたっていうことだったし
故に彼は、勝者としての看板を背負ってきた
ふとした瞬間のためらい 本当に一瞬の、どこにでもあるそれに
彼自身が許せなかった
彼は、自分が一番でいなければ、いけなかった

彼は心の声を必死で否定してきた
これまでの勝利と引き換えに力が衰えていくことを
副作用は確実にあって
あの時にはもう、幕を引けたのかもしれない
でも彼は、僕らを失望させられなかった

ダナはもう行ってしまった
どこか遠いところへ
けど、そこはもっといいところだといいなあ、って

彼女の試験はいつも抜群にいい成績だった
他の生徒をぐんと引き離して
けれど、93点は彼女の中では「良くない」レベルで
満点じゃないと許せなかった
彼女の大好きなエンドルフィンが脳髄を駆け巡って
それでやっと、彼女は気が済むんだった

彼女は、孤独ゆえの苦しみの声を必死で否定してきた
これまで勝ってきた戦いは
彼女の包帯の下にいくつもの傷を残してきた
あの時にはもう、幕を引けたのかもしれない
でも彼女は、僕らを失望させなかった
彼女の大好きなエンドルフィンが脳髄を駆け巡って
あの時にはもう、幕を引けたのかもしれない